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2006年12月13日(水)

線図いろいろ

この時期にしては暖かく、雪も少し融けた。

今日は、久しぶりに5講があり、朝から講義があった。1年生の頃はよく1講から5講まで入っていたが、最近はあまりない。だが、ほとんどの授業には演習が含まれていたり、当てられたりするため、1つの授業が重い感じである。眠くなるようなヒマがない。せっせと関数電卓をたたいて、周りの人と相談したり、計算したりしているうちに、気がついたら授業が終わっている。最近は関数電卓に加え、方眼紙と定規も必須アイテムで、いろいろと図を描いたり、読んだりするのに使う。熱力学やプロセス物理化学で出てくるのは、エリンガム線図というやつで、最近はこれを描いたり読んだりしている。どのような条件で反応がどっちに進むのか、すぐわかる図で、しかも目盛りが5本くらいついていて、いろいろとわかるようになっている。昔は、対数の計算が難しくて、計算尺とか対数表とか、手回し計算機を使わないと計算できなかったらしい。で、計算しなくてもいいように表にしたのが始まりだそうだ。相平衡論は、ひたすら状態図というやつをやっていて、これはある条件のとき、気体なのか液体なのかということがわかる。成分の数が増えると面倒になる。弾塑性学では、応力-ひずみ線図(SSカーブ)が登場し、力を加えたらどのくらい伸びるかがわかる。

まぁまぁ晴れていたが、風は冷たく、寒かった。

来週は、いろいろな授業の中間テストがある。一番キツイのは材料熱力学だろうか。数学は、頑張れば結構いい点が取れるかもしれない。応用数学Ⅱは、材料系の先生が教えていて、今までよりもずっとさっぱりとした雰囲気だ。内容はベクトル解析。ベクトルの内積・外積から始まり、微積分やら勾配やらグラディエントやらローテーションやらナブラやら、線積分やら面積分やらといろいろやった。前学期のフーリエとかラプラスよりはずっと簡単で、わかる。教えれば高校生でもできそうな気がする。あと、なんというか、少しずつ実用に近づいている気がする。ベクトル解析は、液体の拡散とかを計算するのに使うらしい。最近は、ベクトル表記の「ijk」にも慣れた。高校では、ベクトルは文字の上に矢印をつけて表わしたりするが、大学では、なんだか、うまく説明できないが、縦棒が増えたような変な記号が登場する。最初見たときは、先生独自の書き方か何かかと思ったが、その後他の授業でも登場し、こういうものなんだなぁと理解した。

レシピ集CGIを改良しようと思っている。改良点は「材料」の表示部分。1品もののメニューの場合はいいが、例えばプリンなんかは、カラメルと卵液を別々に作るから、材料も分けて書けるようにしたい。あと、すし飯の合わせ酢など、比例的な分量もあるから、そういうところは表みたいに出力したい。近々改良予定。

2006年10月20日(金)

ベクトル多用

朝は雨がやや降っていたが、昼からは晴れ間が出てきた。

前期は、数学や熱力学で微分・積分がたくさん出てきたが、後期はベクトルがたくさん出てきている。材料物理学は結晶学という内容で、高校の頃出てきた面心立方格子とかの種類が増えて、たくさん出てくる。しかも、その格子をベクトルで表すミラー指数なるものを導入し、格子面をベクトルで表したりするらしい。材料量子力学でもベクトルが登場。内積や外積を使うらしい。数学では、ベクトルを微分したりする。自分は、ベクトルは大文字の場合は太字で書くが、小文字は字の上に矢印をつけて書いている。だが、多くの先生は、小文字も太字にしていて、それがなんとなく慣れない。iとjの太字とか、書くのが慣れない。でもやっぱり太字にしたほうがいいんだろうなぁ。

今日は材料量子力学があった。この先生は、今年の4月12日の日記にも書いた妙な迫力があり、動きにスキがない先生だ。ただ、恐ろしくわかりやすい。もしかすると、わかった気にさせるのが上手いだけかもしれないが。授業では、「ここは見ておいてください」や「ここは写しながらで結構です」などと言い、黒板への注目を促す。たまに、「まだ写すな!見とけ」と言ったりするし、「よし、まとめて書け」と書く時間を与えたりする。ちょっと今までに受けたことがないタイプの先生だなぁ。1年の量子化学であれほど意味不明だった、波の式から、シュレディンガー方程式の導出が、わかりやすくなされてちょっと感動。金曜はこの授業1時間だけだが、来る価値あるなぁ。先生が言うには、量子力学とは確率みたいな考え方で、例えば99.99…%の確率で先生は今大学で授業しているが、0.00…%の確率でブラジルにいる可能性もある、みたいなことらしい。なんとも哲学的だなぁ。

来週の木・金と、学外実習という、「1泊二日で行く室蘭・苫小牧、秋の製鉄所・製作所巡り~鉄鋼材料の生産と利用を究める旅」みたいなのがあり、製鉄所とか自動車工場に見学に行く。泊まるのは鉄工所の保養所○○荘というところで、みんなでどんなところか想像して話したりしている。なんたって「荘」だからな。「○○」の部分の漢字も難しいし、保養所だし、なんとなく古くさそうな気がして、みんな期待はしていない。ただ、ホームページで調べてみると、100%かけ流しの温泉で、一軒宿の雰囲気があり、こぎれいな所のようなので、期待できるかもしれない。