昨日の雪はとけて路面は乾いたものの随分と寒い。
今日は久々にSEM(走査型電子顕微鏡)へ。新しく研究室に入った人にもやり方を説明して観察してもらった。みんなきちんとマニュアルなども見るし、危ないことはしないので何の心配もない。同じ部屋にLV-SEMとFE-SEMがあり、両方予約していたので効率的にできた。TEMなんかだとますますそうだろうが、SEMに関してもやはり試料の作製が大事そうだ。だが、試料作製に関しての細かい情報はあまりない。例えば、試料台は真鍮、アルミ、カーボンと材質の異なるものがあるが、どれがいいのかわからないし、試料の固定に関しても、カーボンテープ、銅箔テープ、アルミ箔テープ、銀ペーストなどいろいろあって違いがわからない。おそらく、接着性の面ではカーボンテープがよさそうだが、導電性では銅箔テープのほうがよいのだろうが。また、スパッタリングとか、加速電圧、作動距離、照射電流等変えられる値はたくさんある。今度、同じ試料を違う作り方で作ったり、いろいろな条件で観察して見て、じっくり比較したいものである。