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2005年07月20日(水)

熱もリサイクル

曇っていたが、涼しい。かえって建物の中のほうが蒸していた。

今日は中国語のテストがあった。単語の表を作って勉強したり、カードで教科書の一部を隠して勉強していた甲斐があり、かなりできた感じだ。まぁ簡単だったのかも。中学2年の英語の定期試験が中国語になったって感じかな。

4講が休みだったので、自宅へ帰って1時間半寝て、また学校へ行った。5講の環境と材料は、先生が交代で受け持つオムニバス形式の授業だが、今日は珍しくなかなかよかった。まぁいつも良くないというわけではないが、かなり年配の、来年退官しますなんて人が来て「日本の学生は勉強をしなくなった。韓国、インドの学生は…」と説教じみたことを脈絡もなく話されたりするのでちょっとなぁ。もっと体系的に授業を進めて欲しいよな。で、今日はなんかすごかった。ゲル状の流体が入ったカイロのようなものを渡されて、中のコイン状の金属を押すように言われた。で、押すと、中のゲルが固まって、とてつもなく熱くなった。結構すごい。東急ハンズで1500円で売っているらしい。で、これが何に使えるかというと、「熱エネルギーのリサイクル」ができるらしいのだ。つまりそのゲル状物質は半永久的に使用可能。70度以上の高温で温めると解けて液体になるが、その後固体は融点を下回っても固体にはならない。この時液体は過冷却の状態になっていて、不安定ながら固体にならずにいる。そこに金属で衝撃を与えることでその不安定な状態が崩れて一気に固体になり、その時潜熱を放出する。トリビアでやっていた、ジンジャエールを冷凍させると凍らず、フタを空けるとその衝撃で一気に凍りだす、というやつと同じ原理だろう。で、これが何でリサイクルになるのかというと、工場、発電所などで出た熱を利用してこの物質を液体にした後、それを他の場所で熱源として利用できる。また、この物質、というか仕組みは、物質の融点に依存するため、正確な温度をずっと保てるという利点があり、温室、炭化炉、冷蔵設備などいろいろ応用が利くらしい。実際ドイツではすでに一部実用化されており、エネルギーを運ぶでかいタンクを積んだ車が走っている。日本でも群馬などで実験中で今年中の実用化を目指している。いやーなんかすごかったなー。エネルギーがいろいろと使われて、最後には熱になるけど、それはエントロピーの増大(水にインクを垂らしたら拡散して、もうもとのインクの粒には戻らない、とかそういう不可逆性)で回収できないと思っていたけど、熱もリサイクルできるんだねぇ。いやー面白い。安全で半永久的に使えるというのがまたいい。