朝は曇りがちだったが、すぐに晴れた。連日の暑さから脱し、涼しい。
午前中は強度設計学の授業。鉄に炭素を入れるととても強くなるが、高温だと拡散するので、場合によっては違う物質を入れたほうが強くなったりするらしい。いろいろあるなぁ。午後からは実験で、この間引っ張り試験をして破断させた試料の破断面を観察する。引っ張り試験というのは、その名の通り棒状の金属を機械で縦に引っ張って、破断させる試験だ。引っ張り始めてしばらくすると金属棒の一部分がくびれてきて、バチンと音を立てて切れる。今日はその切れた部分を見ようというわけだが、これも数人ずつ試料を入れて真空にするとかで待ち時間があり、その間は引っ張り試験結果のデータ整理をする。破断面は、SEMという走査型電子顕微鏡で観察する。先生の話だと、最新ではないらしいが、本体が定価で1億円くらいするらしい。これに、同時に4000万円くらいの追加の分析機器もついているとのこと。だが、他の分析装置とセットで買って半額になったと言っていた。分析装置の値段というのはすごいもんだ。
昨日に続きテーブルタグの話題。いろいろなサイトを見ると、tableに対して「border」「cellspacing」「cellpadding」をタグの属性として直接指定しているところも多い。これを指定すると、ちょっと枠線が立体的な表になる。スタイルシートで枠線を立体的にするには、立体的に見えるようにいちいち色を指定しなければならないし、ほかにも難しい点がある。tableタグの属性値として指定できる「cellspacing」に対応するスタイル「border-spacing」は、IE6などに対応していない。まぁ、この辺はタグでやるしかないか。便利なタグとして、自分は全然使ったことがなかったが、「caption」タグをテーブルの中に入れて使うと、テーブルの上か下に「図1 ○○の表」というように説明が入れられる。キャプションが表の上につくか、下につくかなどはcaptionタグの属性値としてalignを設定することで指定できる。これに対応するスタイルとして、「caption-side」があるが、これもIEに対応していないから使えなくて、結局タグで指定するしかない。こんなふうに、表のデザインを完全にスタイルシート化するのは難しい部分もある。また、テーブルは重いという問題もある。これはなぜかというと、普通の文章などは、読み込んで上から順に表示させていけばいいが、テーブルの場合は中身すべてを読み込んで、すべての内容がうまく収まるようにどの行をどの幅にするかだとかを、計算してから表示させるので、複雑になると表示が遅くなるのである。テーブルの中にテーブルが入っている場合は、先に中のテーブルの幅が決まらないと、外側のテーブルの幅が決まらないため、遅くなる。その辺を解消する便利なスタイルとして「table-layout」がある。これを「fixed」に設定しておくと、テーブルの幅は1行目のセルの幅で決定される。いちいち幅を計算してから表示させないため、1行目から順に表示され、表示が速くなる。ただ、1行目の横幅をしっかり設定しておかないと、きれいに表示されないとは思うが。あと、便利なスタイルとしてお馴染みなのは「border-collapse」で、これを「collapse」に設定すると、枠線が統合されて、すっきりする。