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2007年04月21日(土)

また色の話

とてもよく晴れていて、暖かい日だった。

ファイル 872-1.png
昨日の、イラストレーターの色見本をカスタマイズする話の続きだが、結論が出たとおりPCCS表色系でやってみることにしたので、本を見ながら作ってみた。しかし、作ってみると赤・青・黄があまり鮮やかではなくて、特に黄色がなんだか赤みがかった黄色で、気に入らなかった。なので、個人的にきれいだなぁと思っている赤・青・黄を原色として等間隔に12色を配置したイッテンの色相環を参考に色見本を作ってみた。上の色相環は、そのイッテンのもので、なかなか面白い形をしている。きれいに作るのに時間がかかったが、よく見るとすこしずれている部分も。まぁそれはいいとして、これは赤・青・黄を原色として、その混色で得られる色で分けていっている。つまり、絵の具と同じような感じだ。左の大きいほうは一番鮮やかでビビッドなものだが、赤の2色(レッドとレッドオレンジ)の違いがわかりにくくてもどかしいので右に明るくしたものを持ってきた。ディスプレイによる見え方の差異かもしれないが。で、色彩調和によると、まず向かい合う2色は2色調和(ダイアード配色)する。また、例えば黄色の向かいは紫だが、黄色と、紫の両隣の色との組み合わせも調和するらしい。また、この12色から、等間隔にとった3色、4色、5色、6色も調和する。

ファイル 872-2.gifそして、この色相環を基につくった色見本が左のものだ。上半分はもとからあった色だが、これだけでは灰みの、渋い色が足りないので、下半分を自分で補ってみた。西洋は鮮やかではっきりした色が中心というイメージだが、日本は風土というか、文化というかよくわからないが、和の配色というと、穏やかな濁色が入ってくる。色の変化も微妙だ。この下半分は、枯色というか、地味な色の微妙の変化なのだが、なんとも落ち着く。


ファイル 872-3.pngで、早速試しにイラストレーターで描いてみたのがコレ。うさぎさんの顔でも描いてみるかぁと思って作ってみたのだが、全然いいものができなかった。よく考えたら、手書きでもかわいいうさぎなんて描けないのである。で、結局、大根とまな板・ボールを描いてみた。なんとも地味な選択だが、レシピ集のページで使おうかなという感じだ。グラデーションを使えるのが楽しい。絵の描き方として、単色で面をベターッと塗ってしまうような描き方もあるし、グラデーションで塗るやり方もあるが、やはりグラデーションがついていたほうが立体感があっていいかもしれない。

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