やや曇ったが、それでも暑い。
先生と、メールでの論文のやり取りが始まった。要は、自分が投稿する論文の作成である。大学院では自分の研究成果を、卒業論文や修士論文とは別にまた論文として学術雑誌に投稿することが必要になる。この論文の数や、投稿先の雑誌のランクなどで研究者としての質が評価されるのである。雑誌の質はインパクトファクターという値で表され、かの有名なネイチャーなどはかなり高い。他にもいろいろな雑誌があり、自分で選ぶことになる。日本国内の、日本語の雑誌もあるがインパクトファクターが低いのと、所詮日本人しか見ないということで、自分の研究室でははじめから英語の論文を書くことになっている。自分もそれを知って、ためになるかなと思いここの研究室に来たわけだが、いざ英語で書くとなると、なかなか難しい。論文については前から紙でやりとりしていたのだが、なかなか先生もお忙しいのと、自分もついつい遠慮がちというか何というか、あまりスムーズなやり取りができていなかったのだが、ここにきてメールでのやり取りがスタート。具体的には、自分で書いてメールで送ると、先生が言葉を直したり、ここはこういうふうに書き直してくださいなどと書かれて返ってきて、それをまた修正して送る、という流れの繰り返しだ。最初から英語で書くのはきついので、とりあえず日本語で完成させて、英語に直す。このとき、日本語を少し英語っぽい日本語というか、英語に直すことを前提に書いておくと、後々直しやすいようだ。といっても英語に関してはまぁ結構な部分は先生に直していただくことになる。まぁそのうち少しずつわかってくるだろう。とりあえず、先生に直したものを送って、返ってくるまでがちょっとゆっくりできるが、意外とスピーディーに返ってくる。うーむ先生に休みはないのか。