晴れていたが、かなり寒い。
最近かなり寒くなってきた。冬服に、ジャンパー、あと、自転車で長く外の風に当たると手も冷えるので、手袋も着用。これでも、朝や夕方などは寒い感じだ。この間まで暖かかったんだけどなぁ。
教科書を一揃い買っておいた。授業は、2年の後期から専門科目になったが、専門科目の中の、基礎というか、基本的な、わかっていなければならない基礎学問が中心だった。例えば、結晶学とか、熱力学みたいな。3年後期になってようやく、基礎学問に基づいた、応用、実用に近い講義が多くなってきた。それに伴って教科書などもいろいろ増えてきた。買ったのは「鉄鋼材料」「鋳造凝固」「鉄鋼製錬」などなど。本の題名がカタイなぁ。というか、講義題名からして、なんだかカタイんだよなぁ、自分の学科は。他の学科の時間割とか見ると、「システム○○」とか、「○○エレクトロニクス」とか、カタカナ系のカッコイイ題目の科目とかがあって、一方こっちは「金属製錬工学」だの「金属加工学」だの、「金属材料学」だのと、やっぱりカタイものが多い。まぁ金属だからな。どうしても硬くなっちゃうんだよな。専門的な英語を教える講義の名前も、機械系は「テクリカルイングリッシュ」という講義名で、こっちは「材料科学基礎英語」になっている。まぁ、ただなんでもカタカナ使えばいいってものではないから。むしろ漢字のほうが中身をよく伝える気がするし。
選択科目の「金属加工学」は、結構面白い。先生がいい。何というか、派手な感じではないが、技術史とか、金属自体にも造詣が深く、いろいろと語る。「この講義では、わざと雑談をします!」「教育的狙いをもって雑談をします!」などと宣言していた。推薦図書は「鉄のメルヘン」。書名を聞くだけでなんとなく笑ってしまうところだが、いい本らしい。鋳造など、金属の製造、加工は、かなり昔から行なわれてきたが、その過程はずっと職人や勘に頼る部分が多かった。この50年くらいで、ようやくいろいろわかってきたらしい。物理とか、化学は、なんとなく、確立した理論がある感じがするが、材料はまだまだ経験的にそうだろうという予想とか、物理や化学から関係する部分をつまんできたりとか、まだまだ確立されていない感じがする。「金属製錬工学」は、高炉とか、製錬に関する具体的なノウハウなどがいろいろ紹介される。鉄鋼業界が今熱いだとか、ボーナスの1位と2位が鉄鋼業種だとか説明されるが、まだ就職とかあまり実感はない。鉄鋼メーカーに入り、ある一つの部門に配属されると、たいていは一生その部門で終わるらしい。鉄鋼製錬の中にも、高炉とか、転炉、加工などいろいろなプロセスがあるのだが、携わるのはその一部分だけというのがちょっと悲しい。もちろん、研究部門などに入るとまた違うのかもしれないし、細かいところはよくわからないが。