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湿った雪が降り続き、かなり積もった。

今日はよく使っている顕微鏡に付属しているEDSという分析装置の利用許可を取得した。これを使うと、顕微鏡観察をしながら、元素分析をすることができ、これは鉄だとかアルミだとか、酸化しているだとかいろいろわかる。非常に便利だが、高いところに液体窒素を注ぐのがちょっと怖い。自分の研究室はあまり液体窒素は使わないし、自分もあまり触ったことがない。特徴的な丸い容器に入っていて、一見なんだか普通の液体という感じである。こぼれてもすぐに気化する。思ったほどの危険性はない。EDSは今後有効利用していきたいところ。

このところの暖かさで雪はすっかり融け、午後から雨が降っていた。

今日は、SEMという電子顕微鏡についているEDS(EDX)を初めて使った。EDSは、元素の分析ができるもので、顕微鏡の画像の、ここは鉄、ここはチタンみたいな感じに分析できる。濃度の高いところは明るい色で表示するといったマッピングも可能で、かなり楽しい分析となっている。使い初めに、液体窒素を高いところに注ぐのが少々ドキドキするが、操作自体は簡単なので、今後使いそうである。SEMにくっつくものとしてはあとEBSD(EBSP)というものもあり、こちらは結晶方位を色分けして表示してくれる。

日中はやや暖かいが、滑りやすい。

今日はSPM(走査型プローブ顕微鏡)の講習というか、使ってみましょう的なものに行ってきた。走査型プローブ顕微鏡というのは、非常に細い針で試料表面をなぞって表面をみるもので、ものによっては硬さや磁気力、表面電位を測定できたり、温度など環境を制御できるもの、水中で測定できるものなどがある。特に原子間力を見るものをAFM(原子間力顕微鏡)といい、針と試料の間に流れる微小な電流を測定して像にするものをSTM(走査型トンネル顕微鏡)というそうだ。今日使ったSPMはなかなかすごかった。真空などは必要としないので、なかなかコンパクトだし、手軽である。だが、同時に用いた共焦点レーザー顕微鏡というのもすごかった。まぁ普通の光学顕微鏡みたいな感じだが、パソコンがついていて、3D画像が描画できる。解像度も高く、場合によってはSEM(走査型電子顕微鏡)に近い像が取れていた。こういった顕微鏡が研究室にも欲しいものである。