メニューへ「マップとカーソル移動」1.こんなときどうする例えば、背景を描く時、RPGのように壁や扉などの画像をあらかじめ作っておいた上で、それらを使って1枚の大きな背景を作りたいとき、どうすればよいのでしょうか。これを考える前に、まず同じ形の画像を一面に敷きつめるときのことを考えます。画像はイルカを使います。あらかじめカメを作っておきます。 かめ1、いちは 「-240 240」 スタンプ かめ1、いちは 「-120 240」 スタンプ 2.くりかえすの利用ここで、横に続けてスタンプをするには、よこのいちを画像の横幅(120)の分だけ移動させればよいので、続けて複数スタンプするには、次のようにするとよい。
えだけけす ※一度元に戻して再スタートしましょう 一番右のイルカは移動したかめで、実際スタンプしたのは4つです。「かくれる」を実行すると消えます。 2.縦の移動を追加横に進んだら今度は縦も移動させる必要があります。同じ要領で次のようにします。
えだけけす ※一度元に戻して再スタートしましょう くりかえす数を変えるだけで横の個数、縦の個数を変えることができます。上の手順には「くりかえす 4」ということばが2つあります。最初の「くりかえす 4」は縦の個数を、2番目の「くりかえす 4」は横の個数を表しています。ここを例えば「くりかえす 7」などとすることで個数を変えることができます。
えだけけす ※一度元に戻して再スタートしましょう 3.任意の形で敷きつめる方法あらかじめ決めておいた形を敷きつめるには、あらかじめテキストボックスや変数で形の番号を入力しておく必要があります。例えば、9マス×9マスに合計81個の形を入力する時は、81個の形の番号が必要となるわけです。描く順番は左上から横に9個描き、また下の行の左から、ということになるので、数字もそれに伴って入力しておきます。
手順は マップ描画 :横幅 :縦幅 リストにしたものとは、数や文字をスペースで区切ったかたまりをひとつのものとみなそうという考え方です。つまり、「1 12 38 9」とあれば、いままでは「いくつめ 3」なら、左から数えて3文字目、つまり「2」を表すわけです。しかし、「リストにしたもの」を使うと、かたまりをひとつとみなすため、「いくつめ 3」は左から3つ目のかたまりである「38」を返すわけです。 4.サンプルデータマップ描画のサンプルデータです。町をイメージしたチップを用意しました。 左上のテキストが下の絵と対応しています。縦幅、横幅を変えたり、 テキストの内容をいろいろ変えて試してみてください。 5.マウスカーソルとマップしかしこの方法だと、いちいち形の番号を参照しなければならず、エディタとして使うにはなかなか不便なのが実状です。実際、RPGツクールなどでは、形のパレットのようなところをクリックした後画面をクリックするとスタンプされる、というしくみをとっています。ここでは実際そのようなエディタを作ってみたいと思います。
あらかじめ「マウスカメ」というカメを作ります。 「マウスカメ」という呼び方は私がつけたもので実際こうしなければいけないわけではありませんが、せっかくカメの名前が変えられるようになっているので、カメにはそのカメのする役割を説明するような名前をつけてやるとわかりやすいです。たとえば、マウスと一緒に動くので「マウスカメ」、ボタンの役割をするから「ボタンカメ」などです。 6.カメを40×40上を移動させるこのままだと、カメは1ドットずつ動いてしまい、マップをつなげていくのに不便です。カメは形に合わせて40ずつ動くと便利です。そのために、位置、ここではよこのいちを例にとって説明します。よこのいちが「325」のとき、これが「320」になれば、40の倍数となって都合がよいわけですので、まず「325」を40で割ってみます。すると「8.125」となります。これを四捨五入すると「8」ですね。なのでこれを40倍すると「320」になります。「339」でも、40で割ると「8.475」で四捨五入すると「8」、しかし「340」を越えると四捨五入した値は「9」になり、40倍すると「360」になります。これを利用したのが以下の手順です。
むげんに 「マウスカメ、 なまえは "X軸 (四捨五入 (いくつめ 1 マウスのいち) / 40) * 40 なまえは "Y軸 (四捨五入 (いくつめ 2 マウスのいち) / 40) * 40 いちは リスト :X軸 :Y軸」 マウスのいちとは、「50 0」というようにいわゆる「リスト」であるので、そのまま計算できません。そこで1つ目の「50」と2つ目の「0」を分けるためにいくつめを使っています。あとは先ほど説明したように、40で割って四捨五入し、再び40をかけています。 7.マップエディタいきなりですが、このしくみを使ってマップエディタを作りました。右の画面で絵を選んでクリックしたあと左の画面をクリックすると選んだ絵がクリックされます。 メニューへ |