第9回/第10回/第11回

第10回「かめの状態を判定する」

かめの状態を変えたり、調べることができる

1.数字の判定

かめの位置や変数の値が、ある数に達したときだけ手順を実行したいときに使います。たとえば、かめを画面の端にきたら戻すように設定するときなどに使います。

かめの移動を制限

手順は 上昇限度
かめ1、
もし たてのいち > 160 「むきは 180 まえへ 60」
おわり

かめの位置を調べる

かめ1、 したへかく いち

コマンドセンターから実行する

ほかに、じのいろやしたのいろなど、いろいろなものに使えます。

かめの向きを調べる

かめ1、 したへかく むき

向きを他のかめの方向にする

たとえば、かめ1をかめ2の方向に向かせたいとき、とくにかめが動くゲームで弾の発射などで方向を定めたいときは、「ほうこう」を使います。

かめ1、 ほうこう "かめ2

これは手順でも使えます。

かめとかめの間の長さを調べる

かめ1からかめ2までの距離を調べるときは、「きょり」を使います。

かめ1、 きょり "かめ2

かめ1とかめ1を重ねる手順

手順は 重ねる
かめ1、 ほうこう "かめ2
まえへ きょり "かめ2
おわり

2.かめの状態変数

状態変数とは、「いち」や「むき」のように、かめ個別に存在している変数で、「いちは」や「むきは」と、語尾に「は」をつけることで、設定することができます。この状態変数を独自に作ることができます。たとえば、かめに「スピード」という変数を追加するには、「かめのなかのなまえは "スピード」とします。あとは、「スピードは 10」というように設定してやればよいわけです。しかしこれは実際あまり使いません。というのも、状態変数を設定、参照する時は、あらかじめ「かめ1、」というように指定してやらなければならないからです。しかし、今後これを使うと便利な場面が登場するかもしれません。

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